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設立趣意書

平成27年4月から「生活困窮者自立支援法」が本格実施される。新法によって始まる新しい社会作りは、これまでの社会保障のあり方を見直すだけではなく、地域社会のあり方や人と人との関わり方に至るまで、大きな変革期を迎えることになる。  これまで生活困窮者への支援は、ハローワークによる就職支援と生活保護制度による「最後のセーフティーネット(経済給付)」という二つの施策によって担われてきた。この二つの制度は大きな役割を担いつつも、今日においては「制度のはざま」に置かれる人々が増加しつつあるのも事実である。近年、女性や若年層を中心に不安定な雇用が増え、貧困のスパイラルが問題となる中で、生活困窮状況に置かれた人々が抱える困窮要因も多様・多重化している。特に「経済的困窮」や「社会的孤立」などの困窮を抱える人々に対して、包括的に支援していくことが重要であり、その中間でつなぐ役割の組織、機能が必要になっている。
そこで、私たちは、生活困窮者自立支援法が施行されることに呼応して「一人にしない社会をつくる会」を設立する。本会は、すでに地域において生活困窮者支援に携わってきた人々などが、民間・行政の垣根を超えて集まり、生活困窮者に個別的・継続的に寄り添い、かつ支援者の孤立も防ぐ、より切れ目のない支援を目的とする団体である。そして、多様な職種の有志がつながり「顔の見える支援ネットワーク」として、多分野にわたる相談者の課題に寄り添い『自分の専門的な分野で誰かを応援したい』そのような思いの人々があつまることを目的とする。
上記の主旨に賛同する多くの方々がこの会に参加されることを期待します。

 

平成27年 2月15日
「一人にしない社会をつくる会」 代表 小沢 修司

役職    名前    所属等

代表    小沢修司  京都府立大学名誉教授

副代表   高橋尚子  京都自立就労サポートセンター主任相談員

副代表   山口 亮  つくし法律事務所弁護士

事務局長  河田桂子  NPO法人若者と家族のライフプランを考える会 顧問

副事務局長 三宅小百合 社会福祉法人京都府母子寡婦福祉連合会 事務局員     

監査    薮内美樹  FPオフィスライフカラーズ(CFP・一級FP技能士)

 

 

 

 

 

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